アメリカの歴史と重なるハーレーの歴史
日本で創業100周年を迎えた企業をいくつ知っていますでしょうか?
実は今年2012年は100周年企業が数多くいる年です。
100年前の日本と言えば、明治後期から大正の好景気時代。
この時期に誕生し、戦後の試練、バブル崩壊、証券危機を乗り越えた有名名門企業の数多くが今年100周年を迎えるのです。
不二家、吉本興業、シャープ、JTB、大正製薬など、日本人なら知らない人がいないと言っても過言ではない有名企業ばかりが名を連ねます。
ハーレーダビッドソンは2008年に創業100周年を迎えました。
起業、買収、M&Aが日本よりも盛んなアメリカにあって100年存続しつづけきたその歴史は、決して安定、平穏、順調とは言えないものでした。
日本もそうであったように、20世紀初頭という時代は200年にわたって続いた産業革命期を終え、工業、経済、政治の全てが円熟期に向い出した時代です。
北半球の国家の大半が国民の生活全体の底上げを実現し、豊かさを教授していた時代でした。
広大なアメリカにあっては人の移動が活発になり、豊かな人々は好きな移動手段を選べる時代になった、その頃に「自分たちの手で夢の乗り物を作ろう」とした幼馴染の男の子二人が起業したモーターサイクル・メーカー。
それがハーレーなのです。
2度の世界大戦や世界恐慌など様々な困難を乗り越えてなお、ハーレーにはアメリカの夢と自由と豊かさがある。
これこそが100年の歴史たる所以なのかも、しれません