You Tube (ユーチューブ)から拝借!
Boney Betty & Cancer Boy
これが本物の「チョッパー」カスタム<
1980 FXWGワイドグライド
車でもバイクでも、メーカーの純正パーツをつかって改造を施し、個性を出したいと思う人は数多くいます。
ことバイクにおいては、ハーレーはハーレーダビッドソン自らが「ファクトリーカスタム」と名打って、純正改造マシンを出すなど積極的にカスタム市場に乗り出してきました。
このようなハーレーの姿勢が決定的になったのが1980年に発売されたFXWGワイドグライドです。
この頃、フロントフォークを長く伸ばした「チョッパー」と呼ばれるハーレーが人気になっていました。
バイク好きの不良少年たちが自ら改良して乗り回していたハーレーです。
人目を引くカッコよさは、不良少年だけでなく一般のユーザーにも「欲しい」と思わせる魅力にあふれているのでは?そこにニーズがあるのでは?
常に市場の動向に敏感だったハーレーは自ら「チョッパー・カスタム」を施し、メーカー公認の改造車として発売したのです。
それがFXWGワイドグライドでした。
仕様は、フロントフォークが長いだけでなく、1980年モデルの中では最低高のシートから足を前に伸ばし、プルバックハンドルで手を高く掲げるという、ハーレーお馴染みのスタイル。
当時のカスタムトレンドを盛り込みつつも、ハーレー自身によるファクトリーカスタムならではの性能も数多く採用されました。
そんなFXWGワイドグライドを人々が買わないはずはありません。
当時数多くのラインナップの中でも、断トツの生産台数を誇った1台になりました。
(1980 FXWGワイドグライドの画像引用先;ハーレーダビッドソンの世界 (平凡社新書)P89)