You Tube (ユーチューブ)から拝借!
HD FXS LOWRIDER KICK START!
ファクトリーカスタム
1977 FXS-1200ローライダー
カスタマイズニーズに応え、スーパーグライドを発売してからわずか6年後。
ハーレーダビッドソンが発売したのはFXS-1200ローライダー。
FXを原型にロー&ロングにカスタマイズした1台でした。
このハーレーには「ファクトリーカスタム」という称号がつけられています。
その名の通り、人気のカスタムパーツを数多く採用し、メーカーのファクトリーで組み上げたのです。
トレンド感いっぱいの、誰もが欲しいと思うハーレーを、誰もが買うことの出来る夢のようなモデルでした。
例えば、キャストホイールには当時人気だったモーリス製のアルミホイールを採用。
オイルクーラーやハイウェイペグといった高性能パーツも標準装備されました。
今でこそ数多くのカスタムビルダーがあり、誰でもカスタムすることができます。
しかし、1977年当時において、それはごく一部のお金持ちやバイク通の特権でした。
誰もが、雑誌やテレビで見た「あのパーツを使ってみたい」「あんなハーレーに乗ってみたい」と憧れを募らせるばかりだった、その環境を、つぶさに捉えたモデルだったのです。
FXS-1200は、初年度3742台、翌年は9787台、発売3年後には1.4万台とうなぎ上りに生産台数を増やしていきました。
いかに、多くの人々が待ち望んだモデルであったかは、このようなデータを見ても明らかです。
(1977 FXS-1200ローライダーの画像引用先;ハーレーダビッドソンの世界 (平凡社新書)P87)