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1936 KNucklehead starting for the first time in seventy years
ナックルヘッド登場
1936 EL
1936年に発売されたモデルELは、現在にも通じる、ハーレーの中でも特にハーレーらしい1台です。
モデルELは、ビッグツイン・エンジンの源と言われる、ハーレー製OHVビッグツイン・エンジンを搭載していました。
ヘッドカバーの形が握りこぶしに似ていることから「ナックルヘッド」と呼ばれることになったハーレーの代名詞のようなエンジンです。
形状だけでなく、その機能も当時としては群を抜いたものでした。
排気量は1000cc、最高出力馬力は40馬力、最高速度160kmのバイクは、現在においても十分にハイパワーなエンジンと言えます。
そのようなバイクが、第二次世界大戦前のアメリカには既に誕生していたのです。
また、モデルELの、エンジンからバッテリー、オイルタンクからトランス・ミッションへという真っ直ぐな配置は、現在のハーレーにおいても王道とされています。
当時の、設計と開発技術レベルの高さに、驚かされますね。
確固たるブランドとして、1936年当時既にハーレーはハーレーたる所以を備えていたと言う事ができるのです。
そして、そのブランドのきらめきは、今も続いています。
メーターダッシュや、スピードメーター、ラウンドタイプのオイルタンク、テールランプなどのELのパーツ達。
これらは現在リバイバルされ「オリジナル」という名称のカスタムパーツとして購入することができるのです。
まさに時を超えて愛され続けるモデル、それがELなのです。
(1936 ELの画像引用先;ハーレーダビッドソンの世界 (平凡社新書)P73)